存在感の無い自分が寂しい

散髪に行った。

お店に入って店内を見渡し、年末だから混んでるなぁと思いながら、とりあえず空いている席に座った。

続々と客が入ってくる。

呼ばれるのを待っているが、一向に呼ばれる気配がない。

自分より後から入ってきた人が呼ばれたので、おかしいなぁと思いながら待っていた。

もしかして、入店したときも挨拶されなかったし、気づいていないのかなと思い始めていた。





するとおじさんが、「もしかして散髪で来ています?」と声をかけてきた。

意味がわからなかったが、そうですと伝えると、

自分の座っているところは保護者席ですと伝えられた。。。

お店に入っても自分にだけ挨拶もないし、案内もないから帰ろうかと思ったが、

店員さんが申し訳なさそうにしていたので、気持ちを切り替えて散髪してもらった。

思い返しても、気づかれずに入店するなんて不可能だと思うので、

気づかれずに入店していた自分の存在感のなさに、なんだか寂しい気持ちになった。

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